そもそも損害保険とはどんな業界?ビジネスモデルも解説!
そもそも損保業界はどのような業界なのでしょうか。損保とは何かについて説明します。
損害保険と生命保険
保険は大きく損害保険と生命保険の2つに分類することができます。
どちらもお客様から保険金を預かって、支払事由(保険毎に約束した保険金を支払う理由)が発生した時に保険金を支払うという点では損害保険も生命保険も同様ですが、両者は異なる業界です。
生命保険は主に「ヒト」の病気や死亡、年金のための保険です。損害保険は主に「モノ」の事故や破損に対する保険です。
代表的な損害保険の商品としては、自動車事故に備えて掛ける自動車保険、地震に備える地震保険などがあります。
生命保険の代表的な商品としては死亡や障害に備える終身保険や個人で年金を掛ける個人年金保険などがあります。
ちなみに、生命保険会社も損害保険会社も取り扱える第三分野という保険もあり、医療保険やがん保険は第三分野としてどちらの保険会社も扱っています。
また、保険の支払い方も違います。生命保険が死亡や満期などが発生したときに契約時に約束した定額の保険金を支払うのに対して、損害保険は災害や事故などが発生したときにその損害に応じて保険金が支払われます。
営業という観点から見た損害保険と生命保険の営業
保険の営業についてはなんとなくイメージが湧くかもしれませんが、損害保険と生命保険では同じように見えても若干の違いがあります。
生命保険は戦後いわゆる生保レディと呼ばれる自社の営業職員が営業して市場を拡大していきました。一方で損害保険は代理店を使って歴史的に市場を拡大してきました。今でも損害保険のリテールの9割は代理店経由で契約されていると言われています。
保険の代理店と言えば、保険の窓口のような来店型のショップを思い浮かべるかもしれませんが、営業パーソンが顧客に直接訪問して保険を営業していることが多く、どちらかと言えば銀行や証券会社の営業をイメージした方が良いでしょう。
代表的な損害保険業界の企業
損害保険業界では経営統合が進んでおり、俗に3メガ損保と言われる会社が大きなシェアを握っています。東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスホールディングス、損保ジャパン日本興亜ホールディングスの3つです。
損害保険会社の経営統合が進んでいるのに対して、代理店は様々です。脱サラして身一つで営業している手数料数百万円規模の代理店から、会社として手数料金数十億円規模の保険契約を獲得している代理店まであります。
一般論として会社組織というよりも家業として保険営業をしている会社が多いでしょう。
また、専業の保険代理店ではなく自動車ディーラー、税理士事務所が兼業しているケースもあります。
損害保険営業の仕事内容を解説!リテール営業と法人営業の違いとは?
では、損害保険営業の仕事内容について説明します。損害保険の営業は法人営業とリテール営業に分けることができます。
法人営業とは?
法人営業とは特に保険会社が直接、顧客に対して保険を販売する営業のことを指します。
保険代理店ではなく保険会社が直接営業するので、比較的大きな規模の企業が営業先となり、大きい案件では保険料が年間100億円を超えることも珍しくありません。
事業規模が大きいので、営業車などの自動車保険や従業員や役員の傷害保険だけではなく、物流に関する保険や災害などによる店舗休業保険など様々な保険の知識が必要となります。
また、リスク管理の専門家として保険に関する提案だけではなく、顧客の企業を取り巻くリスクを分析して、将来発生するかもしれない事故を予見し、顧客に事故を未然に防ぐ提案や指導を行うことも求められます。
保険会社の中でも花形の職種の1つです。
リテール営業とは?
リテール営業は個人や中小企業に対する保険の営業のことを指します。
リテール営業を保険会社が行うことはほぼないので、代理店の保険営業と考えれば良いでしょう。
先ほど説明した通り、保険代理店は規模も違いますし、兼業している場合もあるので、どのような会社でリテール営業するかによって難易度は大きく変わります。
自動車ディーラーや税理士のように、顧客との関係を作っていて、兼業で保険を売っていたり、来店型ショップの場合は比較的楽です。見込み客を一から集める必要がないからです。
専業保険代理店で営業に力をいれている会社の場合は見込み客集めから大変です。代理店の方針によって多少は異なりますが、自分で見込み客集めもしなければならないというケースも少なくありません。
前職で懇意にしていたクライアントから紹介で深耕開拓したり、どうしても見込み案件が足りない場合はテレアポや飛び込み営業も代理店の方針によって行う必要があります。
代理店営業とは?
保険会社は顧客だけではなく、協力して保険を販売してくれる代理店に対しても営業を行っています。これを代理店営業と呼びます。
代理店営業は代理店が保険を販売できるようにサポートを行います。
代理店からの問合せに対応するのはもちろんのこと、代理店の勉強会を開催したり、有力な代理店の接待や営業会議へ出席したり、代理店の営業成績を管理したり代理店に対する様々なサポートを行います。
代理店営業と代理店の関係は非常に重要です。
商材を提供している保険会社側の方が立場は強いように思えるかもしれませんが、お客様は保険代理店についています。
同業他社と保険商品に目立った違いがあるわけではないので、代理店がそっぽを向いてしまうと、契約が減ってしまう可能性が高いので、代理店とは良好な関係を築く必要があります
損保営業の待遇やキャリアを解説!女性は活躍できる?年収はどれくらい?
では損保営業で働く場合どのような待遇やキャリアとなるのでしょうか。
保険会社の年収・待遇は良い、代理店の年収・待遇はピンキリ
保険会社によってもピンキリですが比較的待遇が良い会社が多いでしょう。
例えば、最大手の東京海上日動の場合、平均年収は1000万円を超えています。また、厚生年金と別に企業年金が用意されていますし、特別休暇も充実しています。
中堅損保会社はもちろんこれほど待遇がよくありませんが、それでも他業界の同じ位のポジションの会社よりは年収が高くて、待遇もしっかりしているでしょう。
一方で代理店の場合、待遇はピンキリです。来店型ショップの場合は店舗の営業時間が決まっているので残業が過度に増えることもありません。
ただし、1人の営業パーソンが自力で大きな成績を上げるということもないので年収は高くても800万円前後、400~500万円程度が相場だと考えられます。
営業を中心に行っている代理店だと個人の手数料によって給料はいくらでも上を目指せるでしょう。
ただし、見込み客集めからクロージングまで自分で行うために労働時間も長くなりがちですし、手数料を獲得するのも難しいので来店ショップより年収が低くなる可能性もあります。
待遇は代理店によって違いますが、同じような規模の中小企業並みだと考えておいた方が良いでしょう。
損害保険の営業のキャリアは?
保険会社で営業をしている場合は、出世を目指していくことになるでしょう。もちろん、営業なので重要なのはどのくらい予算をこなせるかです。また、会社の意向に応じて営業以外にも配属されることもあります。
代理店営業の場合は、代理店が保険を売るので自分がいくら頑張っても仕方ないと思うかも知れません。しかし、代理店営業担当者によって意外と保険代理店のモチベーションも変わるので積極的に代理店サポートを行った方が良いでしょう。
転職をする場合は、代理店に入社するか、別の保険会社に就職するか、同じ金融業界の別の会社に転職するというケースが多いでしょう。また、経営コンサルタントや人材コンサルタントのようなアドバイス業に転職するケースもあります。
保険代理店は零細企業が多いので、出世と言う概念があまりありません。役職ではなくいかに自分の手数料をあげて年収をあげるのかというのが一つのキャリアの考え方でしょう。
また、独立して自分で保険代理店を経営するというキャリアも考えられます。
営業を中心に活動している保険代理店の場合、代理店ではなく営業パーソンにお客様がついていることが多いので可能と言えば可能ですが、元の代理店と円満に関係を終了した上で独立した方が良いでしょう。
女性でも活躍できるのか
生命保険の営業において女性が活躍しているのとは対照的に損保の営業は基本的に男社会です。ただし、女性だからダメというわけではありません。
女性でも保険会社の総合職として法人営業や代理店営業を担当することもできますし、代理店として保険をたくさん売っている営業も存在します。
実力次第で女性でも損保の営業を行うことができます。ただし、お客様の都合に合わせて夜や休日に打ち合わせをしたり、突然事故対応で出勤しなければならないということもあるので、仕事とプライベートの時間をきちんと区切ることは難しいかもしれません。
損保営業に転職する方法を解説!有利になるスキルや資格はある?
ではどのようにすれば損保営業に転職することができるのでしょうか。また、持っていると転職に有利なスキルや資格はあるのでしょうか。
損保営業への転職方法
基本的には通常の転職活動と同様ですが、前職とのキャリアの整合性はきちんと考えていた方が良いでしょう。
特に保険会社で損保営業として働く場合は基本的に法人が相手になるので前職で法人営業として経験を積んでいた方が良いでしょう。また、代理店営業として働いた経験があるのなら更に良いでしょう。
営業経験や保険、金融業界で働いた経験が無い場合、志望動機はよく考えた方が良いでしょう。損害保険という商品に魅力を感じたという理由では弱いです。
前職での経験がどのように損保営業に活かせるのかをきちんと合理的に説明できるようにしてください。
代理店の場合、保険会社ほど人気の職業ではありませんので、多少損保会社で働く理由が弱かったとしても採用してくれるでしょう。
ただし、営業力が無い社員を抱えることは代理店にとって大きなリスクです。営業力があるということはアピールしてください。
損保営業で有利なスキルや資格
基本的に入社時に特定のスキルや資格が求められることはありません。ただし保険を販売する場合は損保一般試験という試験に受かる必要があります。
そして必須ではありませんがその上には損害保険大学課程という試験があり、合格して一定の条件を満たせば、損害保険トータルプランナー、損害保険プランナーと名乗ることができます。
また、リテールに営業していて個人を相手にしている場合はファイナンシャルプランナーの資格を持っていると有利になることがありますし、法人を相手にする場合は決算書を元にアドバイスすることが求められたりするので金融の知識を持っておいた方がよいでしょう。
最後に、保険のルールは複雑なのできちんと商品について知ろうと思えば、日々の勉強が大切になります。座学が苦手な人には向いていないでしょう。
損害保険の営業はどんなやりがいがある?メリット・デメリットを解説!
では、損害保険の営業にはどのようなやりがいやメリット、デメリットがあるのでしょうか。
保険会社のやりがい、メリット・デメリット
まずは保険会社のやりがい、メリット・デメリットについて説明します。
法人営業の場合、有名企業を相手に大規模な案件に関わっていることも多いので、社会に貢献しているという実感が持てるでしょう。反面、転職や独立につながるようなコネやノウハウはあまり身につけられないでしょう。
代理店営業の場合、自分がサポートしたことによって代理店の保険契約が増えると達成感を覚えます。
ただし、良くも悪くも担当になった代理店の質で営業成績が影響されますし、面倒な代理店に振り回されるということもあります。
代理店のやりがい、メリット・デメリット
代理店は営業成績が良いと保険会社から表彰されます。このように営業としての実力を保険会社に認めてもらうというのもやりがいですし、歩合が大きい会社は給料が増えるというのもやりがいとなるでしょう。
またメリットとして、営業主体の代理店で働くことは営業としての自分の実力を磨く機会になります。ただし、事故対応のためのお客様から夜間休日問わずに連絡が来ることも多いのできちんと休みと仕事の線引きには工夫が必要です。
損害保険の営業に向いている人・向いていない人の特徴とは?
損保の営業に向き不向きはあるのでしょうか。その特徴について説明します。
損害保険の営業に向いている人
まず、損害保険の営業の向き不向きを測る目安として事故対応の丁寧さがあります。普通の営業だと商品を売ればそれで営業の仕事は終わりとなるかもしれませんが、損保営業は売ってからの対応が重要になってきます。
とくに保険代理店の場合、実際に事故が発生してから、どのように加入者を助けてくれるのかというのが非常に重要です。
きちんと加入者と保険会社の間にたって、加入者の要望を満たそうとしてくれる保険代理店はリピート率が高くなりますし、紹介ももらいやすくなります。
営業パーソンのなかには新規獲得が得意でも、事故対応のようなアフターフォローが苦手だという人も少なくありません。きちんとフォローを行える人は損害保険の営業パーソンに向いているでしょう。
商材知識を身につけるのが面倒な人
営業が苦手な人も向いていませんが、営業力があっても商材知識を身につける努力をしない人は保険営業に向いていません。
保険の場合は一つ一つの保険商品について、加入できる条件が設定されていたり、保険が払われる条件や、補償の対象となる費用もことなります。
きちんと保険営業をしようと思えば、これらの特性を踏まえた上で、お客様の状況に最適な保険を提案する必要があります。よって、保険商品に関する知識は非常に重要です。
また、代理店営業も代理店より保険の内容について詳しくなければ、代理店から質問されたときに困りますし、代理店に研修や営業会議でのアドバイスができません。
損害保険のトップ営業パーソンの特徴・コツをまとめました!
では、損害保険のトップ営業パーソンはどのような特徴を持っているのでしょうか。トップ営業パーソンの特徴や使っているコツについて説明します。
保険会社の法人営業や代理店営業のことを指してトップ営業パーソンと呼ぶことも少ないので、ここではリテール営業のトップ営業パーソンについて説明します。
紹介で見込み案件を作れる
まず、トップ営業パーソンの特徴として挙げられるのが、紹介で見込み案件を作れるということです。
もちろん、トップ営業パーソンもはじめは飛び込みやテレアポなどで新規営業を開拓したかもしれません。しかし、いつまでも飛び込んだり、テレアポをしているトップ営業パーソンはいないでしょう。
トップ営業パーソンはある程度の顧客を集めたら、その顧客から上手く紹介案件を獲得して新規を一から開拓しなくても、見込み案件が切れないような仕組みを作っています。
鉄板で売れる商品を持っている
また、トップ営業パーソンは鉄板で売れる商品を持っています。トップ営業パーソンといえども、すべての保険商品の内容を全部暗記していた顧客毎に最適なプランを提案しているわけではありません。
トップ営業パーソンは大抵の場合、これなら売れるという鉄板の商品と営業を2~3パターン持っていて、相手毎にトークを微調整して営業をしています。
全部の商品に一通り目を通しつつ、この商品ならこういう人に鉄板で売れるという組み合わせを見つけてください。
気持ちが折れない
また、行動量が多いのもトップ営業パーソンの特徴です。普通の営業パーソンなら断られ続けると気が滅入ってしまって次のアクションを行うのが億劫になってしまいます。
このときに気をつけないと、アクションが遅くなって契約件数が少なくなっていくと更に気が滅入ってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
トップ営業パーソンは断られてもすぐ次の案件に挑戦しますし、気持ちが折れないので悪循環に陥ることがありません。
損害保険の営業はきつい?大変?体験談を集めました!
損害保険の営業はきついと言われることがあります。損害保険の営業の体験談をもとにそのきつさについて検証します。
いきなり案件を取ってこいと言われても
専業損保代理店に就職しました。はじめのうちは保険会社で講習を受けたり、代理店の先輩の営業動向をしたりして、なんとなくやっていけるのではないかと思ったのですが、ダメでした。
その会社は証券会社から転職した営業パーソンが立ち上げた会社ですが、営業は足で稼ぐという方針で見込み案件から自分で作らなければなりませんでした。会う事ができれば成約するだろうと思いましたが、まずアポイントを獲得するのが難しすぎます。
私の場合は、異業種からの転職で保険に加入してくれそうな顧客もいなかったので、家族や友人に加入して貰ったら、もう次の案件を獲得するのが難しくなってしまいました。
今は良くしてくれるお客さんを見つけてなんとか、営業のサイクルができましたが、私のように運の良い人を除けば、めちゃくちゃ営業力がある人か、何か前職のコネがないと厳しいと思います。
お客さんと保険会社の間の板挟み
自分のお客さんが実際に事故にあったときに困りました。普段お世話になっているお客様なので私個人としてはお客様のご要望通りの保険金額を通したいのですが、あまり支払保険料が高いと、代理店の手数料率が低くなってしまいます。
お客様に納得してもらいつつ、会社の利益を確保することは難しいと感じました。
営業の悩みはほとんど一緒
もちろん、損保は一般的な商品と比較すると販売難易度が高いですし、お客様と会社の間で板挟みになるのは営業パーソンの常です。損保営業が抱く悩みの多くは他の業界の営業パーソンも抱いているでしょう。
損保業界に関わらずどの業界でも営業パーソンはきつさや大変さを抱えているので損保営業が普通の仕事と比べて著しく大変な営業だとは考えない方が良いでしょう。
損害保険を辞めたい?転職理由・転職先をまとめました!
最後に、損保営業を辞めたいというケースについて転職理由や転職先についてまとめました。
損保営業によくある退職理由
もちろん、個人個人によって退職する理由は様々ですが、保険会社の損保営業が退職する理由として人間関係があります。
給料が高い反面、上司との関係性が悪いと働いていて非常にストレスが溜まります。
更に代理店営業の場合、やっかいな代理店を担当していたり、代理店の営業成績が上がらなくて上司に嫌味を言われたりということが発生すれば、更に職場の人間関係に悩むことがあります。
代理店もそうですが、営業成績が悪いと上司から叱責を受けたり、今はだいぶ減ったと言われていますが、自身が保険に加入して、売上を上げる自爆営業をしている会社もあるので、このような目に合ってまで働き続ける必要はないのではないかと思えてきます。
もちろん、ポジティブな理由で退職するケースもあります。良くも悪くも大手の保険会社は保守的です。
安定している反面、特に若いうちは大変な困難を乗り越えるやりがいや、自分が成長しているという実感が湧かなくて他の会社に転職したいと思う人もいます。
損保営業はどこに転職するのか
損保営業の年収やキャリアの部分でも転職先について少し述べましたが、より詳しく損保営業の転職先について説明します。
損保営業を経験することによって得られるのはまず保険に関する知識です。保険の制度は業界の外の人間から見ると複雑で、保険について知っているということは強みとなります。
もう1つは顧客とのコネクションです。特に保険代理店の場合は、顧客は代理店ではなく、営業自体についていることが多いので、顧客に別の商品を売ったりと他の会社に行っても即戦力級の人材として活躍できる可能性があります。
また、形が無く、商品の差を伝えることが難しい商品を販売したことがあるというのも大きな強みです。同じような形が無い商品を売っている業界の営業には転職しやすいでしょう。
以上のことを踏まえて多い転職先は、まず同業の保険会社や保険代理店です。保険の知識は特殊ですし、転職者自体が顧客を持っていることが多いので同業他社からの転職は重宝されます。
また、法人に対する営業の経験を積んできた転職者の場合は、銀行や証券とも相性が良いですし、経営や人材コンサルタントのような形の無い商品を売るのにも向いているでしょう。
いずれにしても損保営業として一定の成果を上げられる人材ならばどこの業界でも重宝されることでしょう。